昭和48年名古屋市有形民俗文化財指定
Kasuisha寸法(単位/cm)
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河水車(中之切)は出来町の須佐之男神社の山車です。戦前は石橋車(しゃっきょうしゃ)
で文政四年(1821)に尾張藩主10代斉朝より頂戴の山車だったが,
第二次世界大戦時の戦災で焼失してしまった。石橋車を失った中之切は,昭和23年に
住吉町より河水車を購入しました。河水車は延宝2年(1674)に中区住吉町で作られました。
製作当初は産宮車と呼ばれていましたが,宝暦11年(1761)に人形とともに菊慈童車と名を
変え,さらに明治9年(1772)に改造が加えられ,現在の河水車となったと伝えられています。
屋台は4本柱と高欄廻りは熱帯産の高価な檳榔樹(ビンロウジュ),懸魚(ゲギョ)は龍の丸彫り,
塗りは溜塗り,金箔付き金具は二分厚の板と,いずれも豪華さを感じさせます。
水引幕 水引幕は石橋車に用いられていたものを平成2年に復元したもので, 勇猛な唐獅子と華麗な牡丹が金糸銀糸の刺繍で描かれています。 人形・からくり 屋台に大将と2体の唐子人形,前棚に麾振り1体を載せています。
2体の唐子人形は石橋車に載っていたものに模して,改造したものです。
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